ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラム中は、赤み、乾燥、皮むけ、ヒリつきなどが出ることがあり、普段以上に肌への刺激が気になります。そのため、クリニックでイオン導入を受ける際にコットンなどで肌を拭き取られると、「セラピューティック中はこすらないほうがよいはずなのに、なぜ拭くのだろう」と疑問に感じることがあります。
ここで重要なのは、「強くこする・皮むけを無理にはがす行為」と「施術前に皮脂や化粧品を除去するための清拭」は同じではないという点です。一方で、セラピューティック中に週2回のイオン導入が全国共通で必須というわけでもありません。施術内容や肌状態に応じて、医師・クリニックが独自の治療計画を組んでいる可能性があります。
セラピューティックは自己流で刺激の強いケアを追加するより、処方・指導している医師の管理下で進めることが重要です。ただし、なぜその処置が必要なのか説明を受け、納得して治療を続けることも同じくらい大切です。
ゼオスキンのセラピューティックプログラムとは
ZO Skin Health公式サイトでは、セラピューティックプログラムを日焼けによるダメージ、乾燥やくすみ、キメの乱れなどに対応する集中プログラムとして案内しています。ミラミンとミラミックスにはハイドロキノンが配合され、使用前には医師の診察を受け、適切な使用方法やプロトコルを確認するよう明記されています。ZO Skin Health セラピューティックプログラム[参照]
また公式情報では、ハイドロキノン使用中に赤み、痛み、刺激などの強い副反応が出た場合には使用を中止し、医師へ相談するよう案内されています。つまりセラピューティックは、誰でも同じ強度で機械的に続けるものではなく、肌反応を見ながら医療機関で管理することが前提となります。
そのため「セラピューティックなら必ずこの施術をする」「セラピューティックだから絶対にこの処置は禁止」と単純化するより、使用している製品・医薬品、濃度、頻度、現在の皮膚状態まで含めて判断する必要があります。
「拭き取りはダメ」という意味を分けて考える
セラピューティック中に避けたい行為としてイメージされやすいのが、皮むけしている部分をこする、剥がれかけた角質を無理にはがす、タオルやコットンで何度も摩擦するといった刺激です。皮膚が敏感になっている時期に強い摩擦を加えれば、ヒリつきや赤みを悪化させる可能性があります。
一方、医療施術の前にはメイク、日焼け止め、皮脂、直前に塗ったスキンケアなどを落とし、施術できる状態にするために洗浄や清拭が必要になる場合があります。これは「角質を積極的にこすり落とす」こととは目的が異なります。
問題になるのは「拭いたか、拭かなかったか」だけではなく、何を使い、何の目的で、どの程度の力で行っているかです。やさしく一度清拭する場合と、皮むけした肌を強く何度も擦る場合では皮膚への負担が異なります。
イオン導入前に拭き取りをする理由として考えられること
イオン導入などの施術では、肌表面にファンデーション、日焼け止め、皮脂、スキンケア製品などが残ったままではなく、施術に適した清潔な状態に整えてから開始する施設があります。そのため、洗顔後であっても施術直前に清拭工程を設けている可能性があります。
例えば来院前に日焼け止めを塗っていた場合、顔をそのまま施術するのではなく、まず日焼け止めなどを除去してから施術へ進むという考え方です。この意味での拭き取りなら、「セラピューティック中の皮むけを無理に除去する」という行為とは区別する必要があります。
ただし実際に何を目的として拭いているのかは、そのクリニックにしか分かりません。消毒なのか、脱脂なのか、化粧品の除去なのか、角質除去を意図しているのかによって評価が変わるため、使用している液剤と目的を確認するのが確実です。
週2回のイオン導入はセラピューティックの「必須条件」なのか
注意したいのは、ZO Skin Health公式が公開しているセラピューティックプログラムの説明では、「すべての人が週2回イオン導入を受けなければならない」という全国共通の必須条件は確認できないことです。公式サイトではセラピューティックを医師の診察のもと適切なプロトコルで行うことが案内されていますが、イオン導入週2回を標準必須工程とはしていません。ZO Skin Health公式情報[参照]
したがって、特定のクリニックで「週2回必須」と説明されているなら、ZO Skin Health全体の一律ルールというより、そのクリニックが採用している治療方針・施術プランである可能性を考える必要があります。
もちろん独自の治療計画だから間違っているという意味ではありません。セラピューティック中の肌状態を医師が診察したうえで、保湿や肌状態の管理などを目的に併用施術を提案している可能性もあります。重要なのは「なぜ週2回必要なのか」「何を導入しているのか」「肌荒れが強い日も行うのか」という根拠を確認することです。
ゼオスキン公式にも「拭き取り」という工程自体は存在する
「ゼオスキンでは拭き取り行為そのものが全面的に禁止されている」と理解するのも正確ではありません。ZO Skin Healthの通常プログラムには、トナー製品をパッドで顔や首へやさしく使用する工程が公式に紹介されています。ZO Skin Health プログラム・使用方法[参照]
また公式には洗顔や角質ケアなど複数のステップがあり、製品やプログラムに応じて使用方法が設定されています。つまり「拭く動作=ゼオスキンでは禁止」と一括りにすることはできません。
ただし、セラピューティックで赤みや強い皮むけが出ている肌と、通常の健康な肌では刺激への耐性が違います。そのため一般的な製品の使用方法を、そのまま強い反応が出ている肌へ当てはめるのも適切ではありません。
「拭き取り」より現在の肌反応を重視する
施術を続けてよいか考える際には、手順だけでなく実際の肌反応を見ることが重要です。施術や拭き取りのたびに強い痛みが出る、赤みが明らかに悪化する、腫れる、ただれる、出血する、痛みが長く続くといった場合は、次回まで我慢するのではなく担当医へ相談すべきです。
ZO Skin Health公式も、ハイドロキノン使用中に赤み、痛み、刺激などの強い副反応が出た場合は使用を中止して医師へ相談するよう案内しています。ZO Skin Health ハイドロキノン使用上の注意[参照]
逆に、施術前に非常にやさしく清拭されるだけで、痛みや赤みの悪化もなく、医師が肌状態を確認して実施しているのであれば、「拭いた」という事実だけで危険な処置と断定することはできません。
クリニックには具体的に4点を確認すると分かりやすい
疑問がある場合、「拭き取りして大丈夫ですか」とだけ聞くより、処置内容を具体的に確認したほうが納得できる回答を得やすくなります。
- 拭き取りに使っている液体は何か:水、化粧水、洗浄剤、消毒剤など何を使用しているか
- 何のために拭いているのか:メイク除去、皮脂除去、施術前処置など目的を確認する
- 週2回のイオン導入を必須としている理由は何か:そのクリニック独自の治療方針なのか確認する
- 皮むけや赤みが強い日も同じ施術をするのか:肌状態による中止・変更基準を確認する
例えば「セラピューティック中は摩擦を避けると理解しているのですが、この拭き取りは何を使用して、どのような目的で行っているのでしょうか」と尋ねれば、単なる施術前清拭なのか、それ以外の処置なのかが明確になります。
さらに「週2回必須なのはZOの標準プロトコルでしょうか、それともこちらのクリニック独自の治療方針でしょうか」と確認するのも有効です。治療を受ける側が内容と理由を質問することは問題ありません。
納得できない場合は自己判断で続けたり中止したりしない
セラピューティック中に強い反応が出ている場合、インターネット上の体験談だけを根拠にトレチノインやハイドロキノンなどの使用量を増減したり、医療施術を自己判断で追加したりすることは避けたほうが安全です。
一方、クリニックの説明に疑問が残るなら、担当医に理由を確認したうえで、必要に応じて別の皮膚科・美容皮膚科でセカンドオピニオンを求める方法もあります。その際は使用している製品名、医薬品名、濃度、使用量、開始日、イオン導入の内容などを伝えると判断材料になります。
セラピューティックは反応の程度に個人差があるため、「他の人が週2回施術しているから自分にも必要」「他の人は施術していないから自分も不要」という比較だけでは決められません。自分の皮膚状態を実際に診察した医師による評価が重要です。
まとめ:拭き取り自体が一律NGではなく、目的・方法・肌状態の確認が重要
ゼオスキンのセラピューティック中は肌が敏感になりやすいため、皮むけを無理にはがしたり、強くこすったりする刺激は避ける必要があります。しかし、イオン導入などの施術前に日焼け止め、化粧品、皮脂などを除去する目的でやさしく清拭する行為は、それとは目的が異なります。
また、「セラピューティック中は週2回イオン導入が必須」という一律のルールは、ZO Skin Health公式が公開している一般向け情報からは確認できません。特定のクリニックで必須としているなら、その施設の治療プロトコルである可能性があるため、理由を担当医へ確認することが大切です。
確認すべきなのは「拭いたからダメ」と単純に判断することではなく、何を使って何の目的で拭いているのか、なぜ週2回の施術が必要なのか、赤みや皮むけが強い場合にはどう変更するのかという点です。強い痛み、赤み、腫れ、ただれなどがある場合には無理に施術を続けず、セラピューティックを管理している医師へ早めに相談しましょう。


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