BOTANIST(ボタニスト)のSANTAL(サンタル)リペア オイルイン シャンプーは、甘さのあるウッディな香りが印象的で、「この香りをシャンプーだけでなく香水でも楽しみたい」と感じやすいシリーズです。ただし、商品名に「SANTAL」と付いているからといって、サンダルウッド系の香水なら何でも同じように香るわけではありません。
BOTANIST公式の商品説明を確認すると、SANTALの香りは単純なサンダルウッド一種類ではなく、「パロサントとサンダルウッド/ローズウッドの香り」として設計されています。また「奥行きのあるほのかな甘み」と「木の温もりを感じさせる余韻」が特徴として説明されています。[参照:BOTANIST公式「SANTAL リペア オイルイン シャンプー/トリートメント」]
そのため香水を探すときは「サンタル」という名前だけで選ぶのではなく、パロサントの静かな木質感、サンダルウッドのなめらかな甘さ、ローズウッド系の柔らかなウッディ感という方向から探すのがポイントです。完全に同じ香りの香水が公式に用意されているわけではないため、この記事では香調を比較しながら「近い方向性として試したい香水」を整理します。
- BOTANIST SANTALはどんな香りなのか
- 「SANTAL」という名前だけで香水を選ばないほうがいい理由
- 第一候補として試したいのはdiptyque「Tam Dao(タムダオ)」
- Tam Daoはオードトワレとオードパルファンのどちらがいい?
- Le Labo SANTAL 33は名前が似ていても香りはかなり違う
- BOTANIST SANTALと候補香水を比較
- パロサントの香りが好きなのか、サンダルウッドが好きなのかを見極める
- 「シャンプーと完全に同じ香水」を見つけるのが難しい理由
- 香水より先にBOTANIST SANTALヘアオイルを試す方法もある
- お試しパウチで基準の香りを確認してから香水売り場へ行く
- 香水売り場では「BOTANIST SANTALに似たもの」だけでなく香調を伝える
- ムエットだけで決めず、最後は肌につけて確認する
- Tam Daoを試すならオードトワレから比較すると分かりやすい
- SANTAL 33は「似ている香水」より「同じ系統が好きなら試す香水」
- 香りの「似ている・似ていない」は個人差が大きい
- ネットだけで高価なボトルを買うより店舗で試香がおすすめ
- BOTANIST SANTAL好き向けの探し方を整理
- まとめ:BOTANIST SANTALに近い香水を探すならTam Daoから試してみる
BOTANIST SANTALはどんな香りなのか
まず基準となるBOTANIST SANTALの香りを整理しておきましょう。公式では「静寂に誘うパロサントの香り」と表現され、天然精油を配合した「パロサントとサンダルウッド/ローズウッドの香り」とされています。[参照:BOTANIST公式]
さらにBOTANISTは「奥行きのあるほのかな甘み」と「木の温もりを感じさせる余韻」を特徴として挙げています。つまり、爽快な柑橘系や華やかなフローラル系というより、落ち着いた木の香りの中に柔らかな甘さがあるウッディ系と捉えると分かりやすいでしょう。
またSANTALシリーズのヘアオイルについても、同様に「パロサントとサンダルウッド/ローズウッドの香り」と公式に説明されています。シャンプーの香りが好きなら、まず同シリーズのヘアオイルを使うことで、洗髪後にも同じ香りの方向性を残しやすくなります。[参照:BOTANIST公式「SANTAL リペア ヘアオイル」]
「SANTAL」という名前だけで香水を選ばないほうがいい理由
フレグランスの世界で「Santal(サンタル)」は一般にサンダルウッド、つまり白檀を意味する言葉として使われます。そのため商品名にSantalと付いた香水は数多くありますが、それぞれ組み合わせる香料が異なります。
例えばサンダルウッドにバニラを強く合わせれば甘くクリーミーになりますし、レザーやスモーキーな香りを組み合わせれば乾いた大人っぽい香りになります。シダーやグリーン系を強くすれば森林を思わせる方向へ変化します。
BOTANIST SANTALの場合はパロサント、サンダルウッド、ローズウッドという複数の木質系の香りが軸です。そのため「サンダルウッド配合」という一点だけで似ているとは判断できません。
第一候補として試したいのはdiptyque「Tam Dao(タムダオ)」
BOTANIST SANTALのような、落ち着いた木の温もりを感じる香りが好きなら、まず店頭で試してみたい候補がdiptyque(ディプティック)のTam Dao(タムダオ)です。
タムダオ オードトワレの公式な香りの構成は、サンダルウッド、シダー、シプレ、マートルです。ディプティックは、寺院で焚かれるサンダルウッドをイメージした、ほのかにスパイシーで柔らかいベルベットのような香りに、森林を思わせるグリーンでみずみずしいノートが重なる香りとして説明しています。[参照:diptyque公式「Tam Dao オードトワレ」]
BOTANIST SANTALと香料構成が同じという意味ではありません。しかし、サンダルウッドを中心にした穏やかな木質感、柔らかさ、静かな森林を思わせる雰囲気という点では、香りの方向性を比較する価値があります。
Tam Daoはオードトワレとオードパルファンのどちらがいい?
Tam Daoにはオードトワレとオードパルファンがあります。BOTANIST SANTALのシャンプーを使ったときのような、重すぎないウッディ感を求めるなら、最初はオードトワレから試すと比較しやすいでしょう。
オードトワレはサンダルウッド、シダー、シプレ、マートルという構成で、グリーンのみずみずしさも表現されています。2026年8月時点の公式価格は50mlが18,700円です。価格は変更される可能性があります。[参照:diptyque公式]
一方、Tam Daoオードパルファンはサンダルウッド、シダー、シプレ、コリアンダーを中心とした構成です。公式ではサンダルウッドのミルキーでベルベットのようになめらかな香りと、スパイシーで重厚感のある木々の香りが表現されています。より濃密で深いサンダルウッドを楽しみたいならこちらも候補になります。[参照:diptyque公式「Tam Dao オードパルファン」]
Le Labo SANTAL 33は名前が似ていても香りはかなり違う
「サンタルの香水」と聞いて真っ先に思い浮かべる人も多いのがLe Labo(ル ラボ)のSANTAL 33です。しかし、BOTANIST SANTALが好きだからSANTAL 33も同じ香りだろう、と考えて購入するのはおすすめできません。
Le Labo公式ではSANTAL 33について、煙る複数の木、スパイシーでレザリーなムスキー系のノートに、カルダモン、アイリス、バイオレットなどが組み合わされた香りとして説明しています。焚き火や煙を連想させる表現も使われています。[参照:Le Labo公式「SANTAL 33」]
つまりBOTANIST SANTALの「ほのかな甘みと木の温もり」に対して、SANTAL 33はよりスモーキー、スパイシー、レザリーで個性的な方向です。ウッディ系が好きなら試す価値はありますが、「BOTANISTとそっくりな香り」を期待してブラインド購入すると違うと感じる可能性があります。
BOTANIST SANTALと候補香水を比較
| 香り | 主な方向性 | BOTANIST SANTAL好きが注目したい点 |
|---|---|---|
| BOTANIST SANTAL | パロサント+サンダルウッド/ローズウッド | ほのかな甘み、木の温もり、静かなウッディ感 |
| diptyque Tam Dao EDT | サンダルウッド+シダー+シプレ+マートル | 柔らかな木質感とグリーン感 |
| diptyque Tam Dao EDP | サンダルウッド+シダー+シプレ+コリアンダー | より濃密でミルキー、スパイシーな木質感 |
| Le Labo SANTAL 33 | ウッディ+スパイシー+レザー+ムスク | 同じサンタル系でもより煙っぽく個性的 |
この比較からも分かるように、単純に「SANTAL」という名前が同じ香水を探すより、BOTANISTのどの部分が好きなのかを考えるほうが近い香りへたどり着きやすくなります。
パロサントの香りが好きなのか、サンダルウッドが好きなのかを見極める
BOTANIST SANTALを嗅いで「これが好き」と感じても、その理由がどの香料なのか最初は分からないものです。そこで香水売り場では「パロサント系」と「サンダルウッド系」を別々に試してみる方法があります。
サンダルウッドは一般に、柔らかくクリーミーで温かみのあるウッディな印象を持つ香料です。Tam Daoのようにサンダルウッドを中心にした香水を試して「かなり好き」と感じるなら、BOTANIST SANTALでもサンダルウッド部分を特に気に入っている可能性があります。
逆にサンダルウッド香水だけでは少し違い、「もう少し神秘的な木やお香のようなニュアンスが欲しい」と感じるなら、パロサントをキーワードに探すと好みに近づく可能性があります。
「シャンプーと完全に同じ香水」を見つけるのが難しい理由
シャンプーと香水では、そもそも製品として香りを感じる環境が違います。シャンプーは水、お湯、泡、髪の毛と一緒に香り、洗い流した後は残香が徐々に変化します。
一方、香水はアルコールを中心とした基剤から香料が揮発し、トップ、ミドル、ラストと時間によって印象が変化します。そのため似た香料を使っていても、シャンプーと香水で完全に同じ印象になるとは限りません。
さらにBOTANISTはSANTALについてパロサント、サンダルウッド、ローズウッドという主要な香りの方向を公開していますが、香料処方の全構成や配合比率まで公開しているわけではありません。したがって第三者が市販香水について「100%同じ」と断定することはできません。
香水より先にBOTANIST SANTALヘアオイルを試す方法もある
目的が「香水を買うこと」そのものではなく、「BOTANIST SANTALの好きな香りをもう少し長く楽しみたい」ということであれば、同シリーズのリペア ヘアオイルは非常に分かりやすい選択肢です。
BOTANIST公式ではヘアオイルもシャンプーと同じく「パロサントとサンダルウッド/ローズウッドの香り」としています。2026年8月時点の公式掲載価格は90mlで1,980円です。[参照:BOTANIST公式「SANTAL リペア ヘアオイル」]
シャンプーは洗い流す製品ですが、ヘアオイルは髪へ残すアイテムなので、同じSANTALシリーズの香りを楽しみたいという目的には合理的です。香水とは香り方や持続性が異なりますが、「まず本家の香りを残したい」場合にはこちらを試す方法があります。
お試しパウチで基準の香りを確認してから香水売り場へ行く
BOTANIST公式ではSANTALシリーズのシャンプー、トリートメント、ヘアオイルを組み合わせたお試しパウチも案内されています。香水探しをするときは、自分が好きなのが洗髪中の香りなのか、乾燥後の残り香なのかを確認しておくと役立ちます。[参照:BOTANIST公式]
例えば洗っている最中の香りが好きなら、比較的明るく立ち上がる部分を好んでいる可能性があります。一方、翌朝に髪へ残っている柔らかな木の香りが好きなら、香水でもサンダルウッド主体のラストノートを重視するとよいでしょう。
この違いを意識するだけでも、店員へ「サンダルウッド系が欲しい」と漠然と伝えるより好みを説明しやすくなります。
香水売り場では「BOTANIST SANTALに似たもの」だけでなく香調を伝える
香水を実店舗で探す場合は、商品名だけを伝えるより「パロサント、サンダルウッド、ローズウッド系で、甘すぎず、温かく静かなウッディ系」と説明するのがおすすめです。
さらに「スモーキーすぎるものは避けたい」「レザー系より柔らかい木の香りが好き」「クリーミーな白檀が好き」など、自分の好みを付け加えると候補を絞りやすくなります。
可能であればBOTANIST SANTALの香りを直前に確認してから香水売り場へ行き、最初にTam Daoなどを試して基準を作ると比較しやすくなります。
ムエットだけで決めず、最後は肌につけて確認する
香水店では紙の試香紙、いわゆるムエットで香りを確認できます。ただし最終的には自分の肌でも試したほうが確実です。
香水は肌の温度や時間経過によって香り方が変化します。つけた直後は「違う」と感じても、30分~数時間後のサンダルウッド系の残香がBOTANIST SANTALの好きな部分を連想させることがあります。
逆に最初は非常に似ていると感じても、時間が経つとレザーやスパイスが強く出て好みから離れる場合があります。そのため高価な香水ほど、その場で即決せず時間を置いて確認するのがおすすめです。
Tam Daoを試すならオードトワレから比較すると分かりやすい
BOTANIST SANTALの柔らかな木の香りを基準にするなら、Tam Daoではまずオードトワレをムエットで試し、その後肌につけて確認するとよいでしょう。
公式説明でもオードトワレは、サンダルウッドの柔らかくベルベットのような香りに、グリーンでみずみずしいノートが溶け合う構成とされています。BOTANISTと同一ではありませんが、ウッディ系の中でも比較的「静かな木の香り」を探している人には試す価値があります。[参照:diptyque公式「Tam Dao オードトワレ」]
もう少し濃厚で、ミルキーなサンダルウッド感が欲しい場合はオードパルファンも比較します。両方を同時に試すと、自分が「軽い木質感」と「濃厚な木質感」のどちらをBOTANISTに求めているのかも分かりやすくなります。
SANTAL 33は「似ている香水」より「同じ系統が好きなら試す香水」
Le Labo SANTAL 33については、BOTANIST SANTALの完全な代替品として紹介するより、「サンタル系・ウッディ系が好きなら一度嗅いでみたい別方向の香水」と考えるのが適切です。
公式説明にあるように、SANTAL 33は煙、スパイス、レザー、ムスク、カルダモン、アイリス、バイオレットといった要素を持ちます。[参照:Le Labo公式「SANTAL 33」]
BOTANISTの柔らかいウッディ感から、もう少しドライでスモーキー、大人っぽい方向へ広げてみたい人には面白い候補です。一方、「シャンプーから漂うあの柔らかな感じをそのまま香水にしたい」という目的なら、名前だけを理由に最初の一本として選ばないほうが安全です。
香りの「似ている・似ていない」は個人差が大きい
香水の比較では、ある人が「そっくり」と感じても、別の人には「全然違う」と感じられることがあります。嗅覚だけでなく、どの香料を強く認識するかにも個人差があるためです。
特にBOTANIST SANTALのように複数の木質系ノートを組み合わせた香りでは、ある人はサンダルウッドの甘さを強く感じ、別の人はパロサントの乾いた木質感を強く感じる可能性があります。
そのため「実際に嗅いだ人が似ていると言っていた」という口コミは参考になりますが、購入を決定する根拠にはせず、最後は自分の鼻で確認することをおすすめします。
ネットだけで高価なボトルを買うより店舗で試香がおすすめ
香水は写真やスペックだけでは香りが分からない商品です。特に今回のように「特定のシャンプーと似た香り」を探す場合は、店舗での試香が非常に重要になります。
まず候補をムエットへ吹き、5~10分ほど時間を置きます。気に入ったものだけ肌へ少量つけ、店を出てから1時間後、3時間後などの香りを確認します。
BOTANIST SANTALを使った翌日の髪の残香と比較して「この方向が好き」と感じられるものを選ぶと、単にSANTALという商品名で選ぶより満足しやすくなります。
BOTANIST SANTAL好き向けの探し方を整理
- BOTANIST SANTALを改めて嗅ぎ、好きなのが洗髪中か乾燥後の残香か確認する
- 「パロサント+サンダルウッド+ローズウッド」という公式の香調を基準にする
- まずdiptyque Tam Dao EDTを試す
- もっと濃厚な白檀感が欲しければTam Dao EDPも比較する
- スモーキー、レザー、スパイスも好きならLe Labo SANTAL 33を試す
- ムエットで気に入った香水だけ肌へつける
- 数時間後のラストノートまで確認してから購入する
この順番なら、商品名に「SANTAL」と書かれている香水を片っ端から買うより効率的に好みへ近づけます。
まとめ:BOTANIST SANTALに近い香水を探すならTam Daoから試してみる
BOTANIST SANTAL リペア オイルイン シャンプーの香りが好きで似た香水を探す場合、まず覚えておきたいのは、この商品の香りがサンダルウッド単体ではないということです。BOTANIST公式では「パロサントとサンダルウッド/ローズウッドの香り」とされ、奥行きのあるほのかな甘みと木の温もりを特徴としています。[参照:BOTANIST公式]
香りの方向性から最初に試したい候補は、diptyqueのTam Dao(タムダオ)です。特にオードトワレはサンダルウッド、シダー、シプレ、マートルを中心に、柔らかくベルベットのようなサンダルウッドとグリーンな木々のニュアンスを持つため、BOTANIST SANTALの静かで温かいウッディ感が好きな人なら比較する価値があります。[参照:diptyque公式「Tam Dao オードトワレ」]
より濃厚でミルキーなサンダルウッドを求めるならTam Daoオードパルファン、もっと煙っぽくスパイシーでレザリーなウッディ系まで好きならLe Labo SANTAL 33も比較候補になります。ただしSANTAL 33はBOTANISTと同じ香りというより、同じウッディ系から別方向へ広げる候補と考えたほうがよいでしょう。[参照:Le Labo公式「SANTAL 33」]
そして「香水でなくても、とにかくBOTANIST SANTALそのものの香りを長く楽しみたい」という場合は、同じくパロサントとサンダルウッド/ローズウッドの香りとして販売されているSANTAL リペア ヘアオイルも選択肢です。[参照:BOTANIST公式「SANTAL リペア ヘアオイル」]
香水については「似ている」という感覚に大きな個人差があります。完全一致を期待してボトルを購入するのではなく、まずTam Daoを店頭で試香し、柔らかなサンダルウッド部分が好みなのか、それともパロサントらしい木質感やスモーキーさを求めているのかを確認すると、BOTANIST SANTAL好きにとって納得できる一本を見つけやすくなります。


コメント