初めてマツエクをするときに迷いやすいのが、施術後のホームケアです。特にバインドロックでは、コーティング剤とまつ毛美容液は両方必要なのか、どこに塗ればよいのか、お風呂で濡れた後はどうすればよいのかなど、疑問が出てきます。
コーティング剤とまつ毛美容液は似ているように見えますが、基本的には役割と塗る場所が異なるアイテムです。正しく使い分ければ、エクステを整えながら自まつ毛のケアもできます。
この記事では、バインドロックを含むマツエク施術後の基本的なケア方法と、コーティング剤・美容液の使い分け、洗顔や入浴後の注意点、市販品を選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。なお、使用する接着剤や施術方法によってアフターケアの指示は異なるため、最終的には施術を担当したアイリストの説明を優先してください。
コーティング剤とまつ毛美容液は役割が違う
マツエク用のコーティング剤とまつ毛美容液は、基本的に別の目的で使用します。コーティング剤はエクステの毛流れを整えたり、ばらつきを抑えたりする目的で使われる製品です。一方、まつ毛美容液は主に自まつ毛を健やかに保つためのケア用品です。
そのため、コーティング剤を使っているから美容液は不要、あるいは美容液を使っているからコーティング剤は不要、という関係ではありません。必要に応じて両方を使うことができます。
| アイテム | 主な目的 | 主に使用する場所 |
|---|---|---|
| コーティング剤 | 毛流れを整える・ばらつきを抑える | エクステの中間から毛先など |
| まつ毛美容液 | 自まつ毛を健やかに保つ | 製品指定の位置。生え際付近または自まつ毛など |
ただし、コーティング剤にも美容成分を配合した製品があります。逆に美容液にもブラシ型や筆型などさまざまなタイプがあるため、商品名だけではなくメーカーが指定している用途と使用方法を確認することが大切です。
バインドロックではコーティング剤をどう使う?
バインドロックは、自まつ毛に複数のエクステを組み合わせて装着する技法です。一般的なシングルラッシュとは構造が異なるため、きれいな束感を維持したい場合にはコーティング剤が便利です。
コーティング剤は、エクステの根元へ大量に付けるのではなく、毛流れを整えたい部分へ少量ずつ使用するのが基本です。塗りすぎるとエクステ同士が必要以上に固まったり、乾いたときに不自然な質感になったりする場合があります。
例えば朝のメイク時には、清潔で乾いた状態のエクステをスクリューブラシなどで軽く整え、その後コーティング剤を薄く付けます。夜については製品やサロンの指示によって使い方が異なるため、朝晩必ず使用するものと決めつけず、使用商品の説明に従うのが安全です。
まつ毛美容液はマツエクをしていても使える?
マツエク装着中でも使用できるまつ毛美容液は多数あります。ただし、すべての美容液があらゆるマツエクに適しているわけではありません。購入するときは「マツエク対応」などの表示とメーカーの使用方法を確認すると安心です。
また、美容液は液体だからといって、洗顔や入浴でまつ毛が濡れることとまったく同じではありません。美容液は指定された量を目的の部分へ塗布する化粧品であり、まつ毛全体を長時間びしょ濡れにするものではないためです。
ただし、「美容液は必ず根元へ塗る」とも限りません。アイラインのように生え際へ塗るタイプ、自まつ毛そのものへ塗るタイプなど商品によって異なります。根元へ使用してよいかどうかは美容液の説明書を確認するのが重要です。
コーティング剤と美容液を両方使う場合の順番
両方を使用する場合は、それぞれの製品の説明と施術サロンの指示が最優先です。そのうえで一般的には、美容液による自まつ毛のケアと、コーティング剤によるエクステの整えを別の工程として考えるとわかりやすくなります。
例えば夜は、クレンジングと洗顔を済ませ、目元を清潔にして十分に乾かした後、指定された方法で美容液を使用します。朝は洗顔後にまつ毛を乾かして毛流れを整え、必要に応じてコーティング剤で仕上げる、といった使い分けができます。
同じ場所へ美容液とコーティング剤を大量に重ねる必要はありません。商品によって推奨される順番や使用頻度が異なるので、併用する場合にはパッケージの説明を確認し、不明なら施術したアイリストへ使用商品の名前を伝えて相談すると確実です。
お風呂や洗顔でマツエクが濡れたらどうする?
マツエクを長くきれいに保つには、濡れること自体を完全に避けるというより、強くこすらないことや、濡れたまま乱雑に扱わないことが大切です。日常生活では洗顔や入浴が必要なので、まつ毛を一切濡らさず生活する必要はありません。
洗顔するときは目元をゴシゴシこすらず、シャワーの強い水流を直接まつ毛へ当てることも避けます。洗顔後はタオルでまつ毛を強く挟んで拭くのではなく、目元の水分をやさしく取り除きます。
乾かす場合は、冷風または熱くない弱い風を離れた位置から当てる方法があります。高温のドライヤーを至近距離から当てるのは、目元への刺激になるため避けましょう。乾いた後に清潔なスクリューブラシで毛流れを整えると、ばらつきも抑えやすくなります。
施術直後は特にサロンの指示を優先する
「施術後は何時間濡らしてはいけないのか」は一律ではありません。マツエクに使用するグルーや施術方法によって条件が異なるため、ネット上にある特定の時間をそのまま当てはめるより、担当アイリストから説明された時間を守ることが重要です。
施術当日は入浴時間や洗顔方法についても確認しておくと安心です。「今日から洗顔してよいか」「コーティング剤は当日から使用できるか」「普段使っている美容液を併用できるか」の3点を聞いておけば、初めてでもケアで迷いにくくなります。
また、施術後に強い赤み、腫れ、痛み、かゆみなどが出た場合は、単なる持ちの問題として自己判断せず、施術サロンへ連絡し、症状が強い場合や続く場合には医療機関へ相談してください。
市販のコーティング剤を選ぶポイント
コーティング剤を購入するときは、まずマツエクへの使用を想定した商品であることを確認します。そのうえで、仕上がりの好みに合わせて選ぶと失敗しにくくなります。
- 束感を作りたい:粘度があり毛束をまとめやすいタイプ
- 自然に整えたい:重くなりにくいクリアタイプ
- 初心者:マスカラのようなブラシタイプ
- 黒さを強調したい:ブラック系のコーティング剤
特にバインドロックでは、見た目の濃さがもともと出やすいため、最初は透明タイプから試す方法もあります。施術したサロンで取り扱っているコーティング剤なら、その施術との相性について説明を受けられる点もメリットです。
市販のまつ毛美容液を選ぶポイント
美容液は価格だけではなく、マツエク装着中に使用できるか、どこへ塗る製品なのかを確認して選びます。「まつ毛美容液」という名前でも使用方法にはかなり違いがあります。
初めての場合は、ドラッグストアやメーカー公式サイトなどで成分・使用方法・注意事項を確認できる商品が選びやすいでしょう。目元はデリケートなので、刺激や違和感が生じた場合は使用を中止してください。
なお、まつ毛美容液は医薬品ではない一般的な化粧品の場合、「塗れば必ずまつ毛が伸びる」と考えるのは適切ではありません。自まつ毛を健やかに保つためのケアとして位置づけ、商品の表示範囲を超えた効果を期待しすぎないことも大切です。
マツエクを長持ちさせるために避けたいこと
コーティング剤や美容液にこだわるだけでなく、毎日の扱い方を見直すことも重要です。特に無意識に目をこする癖がある場合は、エクステへ物理的な負担がかかりやすくなります。
- 目元を強くこする
- エクステを指で引っ張る
- うつ伏せでまつ毛を枕へ強く押し付ける
- 高温の風を至近距離から当てる
- 対応可否を確認せずクレンジングや化粧品を使用する
- 取れかけたエクステを無理に自分で外す
エクステの持続期間には、自まつ毛の毛周期や皮脂量、生活習慣、施術方法なども影響します。丁寧にケアしていても永久に維持できるものではないため、取れてきたら適切なタイミングでリペアや付け替えを検討しましょう。
まとめ|コーティング剤と美容液は目的を分けて使おう
バインドロックを含むマツエクでは、コーティング剤はエクステの毛流れや仕上がりを整えるもの、まつ毛美容液は自まつ毛をケアするものと考えると理解しやすくなります。両方を使用することもできますが、塗布する場所や頻度は各商品の説明に従いましょう。
お風呂や洗顔後は目元を強くこすらず、やさしく水分を取り除いて乾かすのが基本です。美容液については液状であることだけを理由に避ける必要はありませんが、マツエクへの対応可否とメーカー指定の塗布位置を確認してください。
そして初回の施術では、使用するグルーや施術内容によって適切なケアが変わります。施術当日に「いつから濡らせるか」「手持ちの美容液を使えるか」「おすすめのコーティング方法」を担当アイリストへ確認しておくことが、きれいな状態を維持するための最も確実なスタートになります。


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