月額料金を抑えた24時間型ジムやchocoZAP(チョコザップ)が急速に広がったことで、「従来型のフィットネスクラブは利用者を奪われているのではないか」と考える人は少なくありません。特に女性専用の30分フィットネスとして全国展開するカーブスは、一見すると低価格ジムと競合しそうに見えます。
しかし、公開されている店舗数・会員数・売上などを見ると、「格安ジムが登場したためカーブスが大きく衰退した」と単純には評価できません。カーブスグループは2026年2月末時点で国内2,081店舗、会員数87.9万人を公表しており、2025年8月期のチェーン売上も856.0億円と大きな事業規模を維持しています。[参照:カーブスホールディングス「数字で見るカーブスグループ」]
一方、chocoZAPも100万人を超える巨大な会員基盤を築いており、フィットネス業界の競争環境を変えた存在であることは間違いありません。重要なのは、カーブスとchocoZAPはどちらも運動初心者を取り込んでいる一方、利用者がサービスへ求めている価値にはかなり違いがあるという点です。
- 結論:カーブスが「全く影響を受けていない」とは言えないが、格安ジムに置き換えられてもいない
- そもそもカーブスとchocoZAPは同じジムのようでサービス設計がかなり違う
- カーブスの中心利用者を見ると違いがさらに分かりやすい
- カーブスの強みは「30分で何をすればいいか決まっている」こと
- 女性専用という条件そのものにも価値がある
- スタッフとのコミュニケーションも無人型ジムとの大きな違い
- 一方のchocoZAPは100万人を超える巨大サービスへ成長した
- それでもカーブスの会員基盤は大きく崩れていない
- カーブスは売上面でも一定の強さを維持している
- なぜ月額料金が安いほうへ全員が移動しないのか
- カーブスからchocoZAPへ移りやすい人もいる
- 逆にchocoZAPよりカーブスが合いやすい人
- chocoZAPは「安いカーブス」ではない
- むしろフィットネス市場そのものが広がる可能性もある
- 店舗数だけを比較して「どちらが勝った」と判断しない
- カーブスの「地域密着」も参入障壁になりやすい
- 顧客満足度という面でもカーブスには特徴がある
- 「格安店の影響」を判断するときに見るべき数字
- 今後はカーブスにも価格以外の競争がさらに重要になる
- 利用者目線ではどちらが優れているかではなく「続くか」で選ぶ
- まとめ:chocoZAPの急成長は競争環境を変えたが、カーブスの強みは価格以外にある
結論:カーブスが「全く影響を受けていない」とは言えないが、格安ジムに置き換えられてもいない
まず、「chocoZAPなどが登場してもカーブスには全く影響がない」と断定するのは適切ではありません。フィットネス市場で100万人規模の会員を獲得する新しいサービスが登場すれば、利用を検討する消費者の選択肢が増えるため、競争環境への影響は当然考えられます。
ただし、公開されているカーブスの実績を見る限り、chocoZAPの急拡大によってカーブスの事業基盤が崩れたという状況でもありません。カーブスホールディングスによると、2026年2月末時点のグループ国内店舗数は2,081店舗、会員数は87.9万人です。さらに2025年8月期のチェーン売上は856.0億円で、そのうち会費・入会金売上626.4億円、会員向け物販売上229.5億円と公表されています。[参照:カーブスホールディングス「数字で見るカーブスグループ」]
つまり実態に近い表現は、「低価格・無人型ジムという強力な競合カテゴリーは生まれたものの、カーブスは異なる価値を提供することで大規模な会員基盤を維持している」となります。
そもそもカーブスとchocoZAPは同じジムのようでサービス設計がかなり違う
両者を比較するときに重要なのが、月額料金だけを比べないことです。どちらも「本格的なトレーニング経験がない人でも始めやすい」という部分では重なりますが、サービス設計はかなり異なります。
| 比較ポイント | カーブス | chocoZAP |
|---|---|---|
| 基本コンセプト | 女性向け30分健康フィットネス | 運動初心者向けコンビニジム |
| 主な利用者 | 女性、特に中高年層が中心 | 幅広い層 |
| 運動方法 | 決められたサーキット形式 | 自分でマシンなどを利用 |
| スタッフによるサポート | 大きな特徴の一つ | 省人・無人運営を基本とする |
| 利用時間の自由度 | 店舗営業時間内 | 原則として24時間型 |
| 強み | 運動方法が分からない人への支援、女性専用、コミュニティ性 | 低価格、気軽さ、店舗数、時間の自由度 |
同じ「運動する場所」でも、利用者が購入している価値が異なります。これが、低価格ジムが急拡大してもカーブスが単純に消費者から選ばれなくならない大きな理由です。
カーブスの中心利用者を見ると違いがさらに分かりやすい
カーブスホールディングスが公開している年齢構成を見ると、2025年6月末時点では50歳代が18%、60歳代が34%、70歳代が32%となっています。つまり60~70代だけで会員の約3分の2を占めています。[参照:カーブスホールディングス「数字で見るカーブスグループ」]
これは一般的な24時間ジムを想像した場合とはかなり異なる客層です。カーブスは単に「筋力トレーニングマシンを置いている場所」ではなく、運動に慣れていない女性が継続的に体を動かすためのサービスとして成長してきました。
例えば「筋トレをしたいけれどマシンの設定方法が分からない」「若い男性が多いジムへ一人で入るのは緊張する」「自分でメニューを考えるのは難しい」という人にとって、安さや24時間営業よりもサポートのほうが重要になることがあります。
カーブスの強みは「30分で何をすればいいか決まっている」こと
一般的なジムでは、入店してから「今日は何をするか」を自分で決めます。トレッドミルを20分、筋トレを数種類、といったメニューを自分で管理できる人には自由度の高さがメリットです。
しかし運動初心者にとっては、その自由さが逆に難しさになる場合があります。「どのマシンを何回使えばいいのか」「この姿勢で合っているのか」「どのくらい運動すればいいのか」が分からず、結局通わなくなるケースも考えられます。
カーブスでは30分のサーキットトレーニングという分かりやすい仕組みを中心としているため、利用者自身が毎回トレーニングプログラムを一から考える必要がありません。この「考えなくても運動を始められる」価値は、設備を低価格で提供するジムとは違う競争力になります。
女性専用という条件そのものにも価値がある
カーブスの大きな特徴が女性専用であることです。これは単なるマーケティング上の分類ではなく、利用者によってはジム選びを決定する条件になります。
例えば「男性と一緒に運動するのが気になる」「トレーニングウェア姿を男性に見られたくない」「本格的に筋トレしている人ばかりの空間には入りづらい」という人にとって、女性だけという環境には価格差以上の価値があります。
このような需要は、月額料金を安くするだけでは代替できません。格安ジムが増えても、女性専用・初心者向け・サポート付きという条件を重視する人が一定数存在する限り、カーブスには独自の市場が残ります。
スタッフとのコミュニケーションも無人型ジムとの大きな違い
chocoZAPは省人化・無人運営の仕組みを大きな特徴として発展してきました。RIZAPグループも無人運営エコシステムやDXを活用した事業運営を進めています。[参照:RIZAPグループ「事業戦略」]
一方、カーブスでは人によるサポートがサービス価値の一部になっています。これは運動方法を教えてもらうだけでなく、「今日は来られた」「前よりできるようになった」といった継続のきっかけにもなります。
特に運動を一人で習慣化するのが苦手な人では、月額料金の安さより「誰かが見てくれている」「行けば知っている人がいる」という環境が継続につながることがあります。ここは無人型ジムが完全には置き換えにくい部分です。
一方のchocoZAPは100万人を超える巨大サービスへ成長した
もちろん、chocoZAPの登場を小さな影響と見ることもできません。RIZAPグループは2022年からchocoZAPを本格展開し、短期間で全国へ店舗網を広げました。2026年2月12日時点では1,862店舗、会員数111.3万人とする調査資料もRIZAPグループのIRサイトで公開されています。[参照:RIZAPグループ掲載 Wealth Advisor Equity Research Report 2026年3月5日]
chocoZAPは「コンビニジム」というコンセプトで、運動を本格的な趣味にしている人だけではなく、従来フィットネスクラブへ行かなかった層を取り込んできました。RIZAPグループ自身も「運動初心者向け」と位置付けています。[参照:RIZAPグループ「事業戦略」]
この点ではカーブスと競争領域が重なります。「これまでジムへ行かなかった運動初心者をどう取り込むか」という意味では、両社は同じ市場の一部を争っていると考えられます。
それでもカーブスの会員基盤は大きく崩れていない
カーブスグループは2025年8月期実績として全業態合計2,058店舗、87.7万人の会員数を公表しています。さらに中期ビジョンでは2030年8月期に2,600店舗・120万人、2035年8月期には3,150店舗・140万人をコミットメントとして掲げています。[参照:カーブスグループ「中期ビジョン2030年・2035年」]
その後、2026年2月末時点の公表値は国内2,081店舗、会員数87.9万人です。少なくとも公開数字からは、低価格ジムの急拡大によってカーブスの会員が一気に流出し、店舗網が縮小しているとは読み取れません。[参照:カーブスホールディングス「数字で見るカーブスグループ」]
ただし、この数字だけを根拠に「chocoZAPの影響はゼロ」と判断することもできません。本来、競合の影響を厳密に測定するには、入退会者への調査や競合出店地域別の会員動向など、さらに細かなデータが必要だからです。
カーブスは売上面でも一定の強さを維持している
カーブスホールディングスによると、2025年8月期のチェーン売上は856.0億円です。全国約2,000店舗という規模を持ち、47都道府県すべてへ展開しています。[参照:カーブスホールディングス「地域社会への貢献」]
また同社が2025年10月に公表した中期ビジョンでは、2025年8月期の連結売上高375億円、営業利益63億円、営業利益率17%という実績が示されています。2030年8月期には売上高560億円、営業利益103億円を目標としています。[参照:カーブスグループ「中期ビジョン2030年・2035年」]
少なくとも企業業績という観点からも、「格安ジムが出てきたためカーブスが経営的に成立しなくなった」という状態ではありません。
なぜ月額料金が安いほうへ全員が移動しないのか
フィットネスサービスでは、価格が重要なのは間違いありません。しかし価格だけで利用先が決まるなら、最も安いジム以外はすべて淘汰されるはずです。実際にはそうなっていません。
理由は、ジムに求めるものが人によって違うからです。「できるだけ安く好きな時間に運動したい」という人もいれば、「少し高くても運動方法を教えてほしい」「女性だけの環境がいい」「一人だと続かない」という人もいます。
例えば月額料金だけならA店のほうが安くても、A店へ入会して3回しか行かなければ意味がありません。B店は少し高くても週3回継続できるなら、その人にとってはB店のほうが価値が高いという考え方ができます。
カーブスからchocoZAPへ移りやすい人もいる
もちろん、すべてのカーブス利用者にカーブスの仕組みが必要というわけではありません。自分でトレーニング方法を理解しており、スタッフのサポートがなくても継続できる人なら、低価格ジムのほうが合理的な場合があります。
特に「仕事の都合で決まった営業時間に通えない」「深夜や早朝に運動したい」「運動メニューを自分で組める」「月額料金を抑えたい」という人は、24時間型の低価格サービスと相性があります。
したがって、カーブスとchocoZAPの顧客が完全に別々というわけではありません。条件によっては実際に比較対象となり、乗り換えが起こる可能性はあります。
逆にchocoZAPよりカーブスが合いやすい人
運動経験が少なく、「一人でジムへ行っても何をしたらいいか分からない」という人には、カーブス型のサービスが合いやすいでしょう。
また女性専用環境を重視する人、スタッフから声をかけてもらうことが継続のモチベーションになる人、長時間トレーニングするより短時間で定期的に体を動かしたい人にも向いています。
特に60~70代が会員の大きな割合を占めるというカーブスの実際の年齢構成を見ると、「本格的なジムの簡易版」というより、中高年女性の運動習慣を支えるサービスとして理解したほうが実態に近いでしょう。
chocoZAPは「安いカーブス」ではない
両者を単純な価格競争として見ると、「同じ運動ができるなら安いchocoZAPへ全員移るのでは?」という疑問が生まれます。しかしサービス内容を見ると、そもそも同じ商品を価格違いで販売しているわけではありません。
chocoZAPの強みは、日常生活の中で短時間利用しやすい店舗網、時間の自由度、省人運営による価格設定などです。RIZAPグループはアプリや体組成計などを活用したDXも事業戦略の柱としています。[参照:RIZAPグループ「事業戦略」]
カーブスは女性専用、30分の運動プログラム、スタッフによる支援、地域コミュニティなどに強みがあります。つまり、「場所と設備を気軽に使う価値」が強いchocoZAPと、「運動を続ける仕組みや人的サポート」に価値を持つカーブスという違いがあります。
むしろフィットネス市場そのものが広がる可能性もある
新しい低価格ジムが登場すると、既存ジムから会員を奪うだけでなく、それまでジムへ通っていなかった人が新たに運動を始める効果もあります。
例えば「月1万円近いジムは無理だけれど低価格なら試したい」という人がchocoZAPから運動を始めることがあります。逆に「一人で運動するのは続かなかったので、サポートがある場所へ行きたい」と考え、別タイプのフィットネスを検討する可能性もあります。
このように考えると、フィットネス市場は必ずしも一定数の利用者を企業同士で奪い合うだけの市場ではありません。運動参加者そのものが増えれば、異なる業態が共存する余地があります。
店舗数だけを比較して「どちらが勝った」と判断しない
カーブスは2026年2月末時点でグループ国内2,081店舗、chocoZAPは2026年2月12日時点で1,862店舗とする資料があります。ただし、この数字を単純比較して勝敗を決めることにはあまり意味がありません。[参照:カーブスホールディングス][参照:RIZAPグループ掲載 Wealth Advisor Equity Research Report]
店舗面積、スタッフ数、営業時間、1店舗当たり会員数、必要な設備、出店コストなどが異なるからです。無人型の小型店舗とスタッフを配置する店舗では、1店舗の経済性も違います。
同じ理由で会員数だけを比べても、客単価や継続率、サービス原価などが違うため企業の強さを完全には比較できません。
カーブスの「地域密着」も参入障壁になりやすい
カーブスは全国47都道府県に約2,000店舗を展開しており、長期間地域で営業している店舗も少なくありません。[参照:カーブスホールディングス「地域社会への貢献」]
中高年層の利用では、「最新設備があるか」だけではなく、自宅から近い、買い物のついでに行ける、スタッフを知っている、同年代の利用者がいるといった要素も店舗選びへ影響します。
こうした長年の人的・地域的なつながりは、新規参入企業が価格を下げただけですぐ再現できるものではありません。この点もカーブスの会員基盤が簡単には崩れにくい理由の一つと考えられます。
顧客満足度という面でもカーブスには特徴がある
カーブスホールディングスは、サービス産業生産性協議会の日本版顧客満足度指数(JCSI)フィットネスクラブ業種で11年連続第1位と案内しています。[参照:カーブスホールディングス「数字で見るカーブスグループ」]
もちろん顧客満足度調査だけで企業の競争力をすべて説明できるわけではありません。しかし「もっと安いサービスが存在するのになぜ利用を続けるのか」を考えるうえでは、既存利用者がサービスそのものに感じている価値も重要です。
料金が最安ではなくても、自分に合ったサービスなら利用者は残ります。これはフィットネスに限らず、美容院、学習塾、飲食店などでも同じです。
「格安店の影響」を判断するときに見るべき数字
企業への競合影響を判断するなら、単年度の店舗数だけでなく複数の指標を継続して確認する必要があります。
- 会員数が増えているか減っているか
- 退会率・継続率がどう変化しているか
- 既存店の売上が伸びているか
- 店舗数が増えているか
- 会費収入が維持されているか
- 営業利益が確保されているか
- 新規入会者を獲得できているか
- 競合店が近隣へ出店した店舗で会員動向が変わるか
特に「chocoZAPができた地域だけカーブスの退会率が大きく上がった」といったデータがあれば直接的な競合影響を判断しやすくなりますが、一般公開されている数字だけからそこまで細かい因果関係を断定するのは困難です。
したがって公開情報から言える範囲では、「競争環境には影響していると考えるのが自然だが、カーブスが大きく打撃を受けたことを示す数字にはなっていない」と整理するのが慎重です。
今後はカーブスにも価格以外の競争がさらに重要になる
現在の業績が堅調だからといって、今後も格安ジムの影響を受けないとは限りません。フィットネス業界では24時間型、無人型、オンライン型などさまざまなサービスが増えています。
特に現在の中高年層より若い世代が50~60代になったとき、スマートフォンアプリによる運動管理や無人店舗への抵抗感が現在より小さくなっている可能性があります。そのためカーブス側も、人的サポートや女性専用環境など独自価値を磨き続ける必要があります。
実際、カーブスグループは2030年・2035年に向けた中期ビジョンを公表し、店舗数・会員数のさらなる拡大を計画しています。2025年8月期実績87.7万人に対し、2030年8月期には120万人を目標としています。[参照:カーブスグループ「中期ビジョン2030年・2035年」]
利用者目線ではどちらが優れているかではなく「続くか」で選ぶ
カーブスとchocoZAPのどちらを利用するか迷っている場合、企業規模や店舗数で決める必要はありません。重要なのは、自分が継続できる条件に合っているかです。
料金と時間の自由度を最優先し、自分で運動できるならchocoZAPなどの低価格・省人型ジムが合理的です。一方、運動初心者で何をすればよいか分からない、女性だけの環境が安心、スタッフのサポートがあるほうが続くという場合はカーブスの価値が大きくなります。
フィットネスは入会することではなく継続して運動することが目的です。月額料金だけでなく「半年後も実際に通っている自分を想像できるか」で比較すると選びやすくなります。
まとめ:chocoZAPの急成長は競争環境を変えたが、カーブスの強みは価格以外にある
chocoZAPなどの低価格ジムが急成長した以上、女性専門フィットネスのカーブスが競争上まったく影響を受けていないと断定することはできません。chocoZAPも運動初心者を主要な対象としており、利用者層の一部は重なるためです。
しかし、「格安ジムが登場した結果、カーブスの利用者が大量に流出して衰退している」という見方も、現在公表されている数字とは一致しません。カーブスグループは2026年2月末時点で国内2,081店舗、会員数87.9万人という大規模な基盤を維持しています。2025年8月期のチェーン売上も856.0億円です。[参照:カーブスホールディングス「数字で見るカーブスグループ」]
その背景として考えられるのが、カーブスとchocoZAPでは利用者が購入している価値が異なることです。chocoZAPは低価格、時間の自由度、省人化された気軽さなどに強みがあります。カーブスは女性専用、30分という分かりやすい運動プログラム、スタッフによるサポート、地域コミュニティなどが特徴です。
特にカーブスでは2025年6月末時点で60代34%、70代32%となっており、中高年女性が中心です。[参照:カーブスホールディングス] この層にとっては「最安料金でマシンを使えること」より、「女性だけで安心して運動できる」「何をすればよいか分かる」「スタッフからサポートを受けられる」といった価値のほうが重要になる場合があります。
したがって現在の状況は、カーブス対chocoZAPのどちらか一方が生き残る単純な価格競争ではなく、同じフィットネス市場の中で異なるニーズを取り込む競争と見るのが適切です。今後の影響を判断するには、カーブスの会員数、既存店売上、店舗数、利益などを継続して見る必要がありますが、少なくとも現時点の公開データからは、格安ジムの登場後もカーブス独自のビジネスモデルが十分な規模を維持していることが確認できます。


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