生理中でもヨガを続けたいと考える方は多いですが、どのポーズが適しているのか気になるところです。特に逆転のポーズは賛否が分かれるため、受講するか迷うこともあるでしょう。本記事では、生理中のヨガのメリットや注意点、そしておすすめのポーズについて解説します。
生理中にヨガをするメリット
生理中に適度な運動をすることで、体の不調を和らげる効果が期待できます。
- 月経痛の軽減:血流が促進され、骨盤周りの筋肉がほぐれることで、痛みが和らぐことがある。
- リラックス効果:深い呼吸を伴うヨガは、副交感神経を活性化し、ストレスを軽減する。
- むくみの解消:適度な動きによってリンパの流れが改善され、むくみを防ぐ。
逆転のポーズは避けるべき?
ヨガの逆転のポーズとは、頭が心臓よりも下にくるポーズを指します。代表的なものとして以下があります。
- シルシアーサナ(ヘッドスタンド)
- サルヴァンガーサナ(肩立ちのポーズ)
- アドムカシュヴァーナーサナ(ダウンドッグ)
なぜ生理中に逆転のポーズが推奨されないのか?
- 子宮の血流が逆流しやすくなる可能性があるため。
- 経血の排出が妨げられることで、生理痛が悪化することがある。
- 体調によってはめまいや不調を感じる場合がある。
ただし、個人差があるため、体調が良ければ軽めの逆転ポーズ(ダウンドッグなど)を行っても問題ないこともあります。
生理中におすすめのヨガポーズ
生理中は、リラックス効果が高く、骨盤周りを優しくほぐせるポーズがおすすめです。
1. バタフライポーズ(合蹠前屈)
股関節を開いて血流を促進し、月経痛を和らげます。
- 床に座り、両足の裏を合わせる。
- 背筋を伸ばしながら前屈し、心地よいところでキープ(30秒)。
2. チャイルドポーズ
骨盤周りの緊張を和らげ、リラックスできます。
- 正座の姿勢から、上半身を前に倒し、腕を前に伸ばす。
- おでこを床につけ、深く呼吸する(30秒〜1分)。
3. キャット&カウ
背骨をほぐし、骨盤の動きをスムーズにします。
- 四つん這いの姿勢になり、息を吸いながら背中を反らせる(カウポーズ)。
- 息を吐きながら背中を丸め、顎を引く(キャットポーズ)。
- 5〜10回繰り返す。
生理中のホットヨガは大丈夫?
ホットヨガは発汗を促し、デトックス効果がありますが、生理中は注意が必要です。
- 体温上昇により、めまいや貧血のリスクがある。
- 脱水になりやすいため、こまめな水分補給が必要。
- 負荷の高いクラスは避け、リラックス系のクラスを選ぶ。
まとめ
生理中でも、無理のない範囲でヨガを続けることは可能です。
- 月経痛の軽減やリラックス効果が期待できる。
- 逆転のポーズは体調を見ながら慎重に行う。
- バタフライポーズ、チャイルドポーズ、キャット&カウなどの優しいポーズがおすすめ。
- ホットヨガは体調を見ながら受講し、水分補給を忘れずに。
無理をせず、自分の体の声を聞きながらヨガを楽しんでいきましょう!
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