BMIが低めでも体脂肪率が高めに感じることはあります。「BMI 17.5で体脂肪率19%は高いのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、BMIと体脂肪率の関係、一般的な標準値との比較、そして健康的な体づくりのためのポイントを解説します。
BMIと体脂肪率の関係
BMI(ボディマス指数)とは、体重(kg) ÷ 身長(m)²で算出される指標で、主に体の「太りやすさ」を示します。一方、体脂肪率は体内の脂肪の割合を示し、筋肉量とのバランスが重要になります。
BMIが低めでも、体脂肪率が高いと「隠れ肥満」や「筋肉量の少ない体型」になりやすくなります。逆に、BMIが高くても筋肉量が多い場合は、健康的な体型と判断されることがあります。
BMI17.5・体脂肪率19%は高いのか?
一般的に、女性の標準的な体脂肪率の目安は以下の通りです。
体脂肪率(女性) | 評価 |
---|---|
10~17% | アスリートレベル(非常に引き締まっている) |
18~25% | 標準的な体脂肪率(健康的) |
26~30% | やや高め(体脂肪が多め) |
31%以上 | 肥満の傾向 |
33歳女性の平均的な体脂肪率は20~25%の範囲に収まることが多いため、体脂肪率19%は標準的であり、決して高いわけではありません。
ただし、BMI17.5は「やせ型」に分類されるため、筋肉量が少ない可能性があります。そのため、体脂肪率が相対的に高めに見えることがあります。
筋肉量の影響を考える
体脂肪率は、筋肉量によって大きく左右されます。例えば、以下の2人を比較してみましょう。
- Aさん(BMI 17.5・体脂肪率19%) → 体重が軽めで筋肉量が少ないが、標準的な脂肪量
- Bさん(BMI 20・体脂肪率18%) → 筋肉量が多く、脂肪が少ないため引き締まった体型
このように、筋肉量が少ないと相対的に体脂肪率が高くなるため、BMIが低めでも引き締まった体を目指すには筋トレや適度な運動が大切です。
健康的な体型を維持するためのポイント
BMIが低く、体脂肪率がやや高めと感じる場合、以下の点を意識するとバランスの良い体型を目指せます。
1. 筋肉量を増やす
筋肉量を増やすことで、体脂肪率が自然と低下し、引き締まった体になります。以下の運動がおすすめです。
- スクワット:下半身の筋肉を鍛えて代謝をアップ
- プランク:体幹を鍛えて姿勢改善
- ウォーキングや軽いジョギング:無理なく脂肪燃焼
2. たんぱく質を意識した食事
筋肉を増やすためには、たんぱく質を意識的に摂取することが重要です。
- 鶏むね肉、卵、魚、大豆製品(豆腐・納豆)を積極的に摂る
- 食事の際、たんぱく質・炭水化物・脂質のバランスを意識
- 過度なダイエットは避け、栄養をしっかり摂る
3. 正しい測定方法を知る
体脂肪率は測定方法によって数値が変わることがあります。以下のポイントを押さえて測定しましょう。
- 朝・空腹時に測る(食後は数値がブレやすい)
- 同じ時間帯・条件で測定する
- 体組成計を使用する(ジムや家庭用の測定器を活用)
まとめ
BMI 17.5・体脂肪率19%は、標準的な体脂肪率の範囲に収まるため「特別高い」というわけではありません。
しかし、BMIが低いため、筋肉量が少ない可能性があり、体脂肪率が相対的に高めに感じることがあります。その場合は、筋トレや食事改善を意識することで、より健康的な体を目指せます。
日々の運動やバランスの良い食事を取り入れ、健康的な引き締まった体を目指していきましょう!
コメント