骨盤後傾と円背：姿勢や筋肉の関係性について解説

骨盤後傾や円背は、姿勢や筋肉のバランスに大きく影響を受けます。この記事では、坐位での骨盤のポジションや筋肉の状態が、どのように骨盤後傾や円背に関わってくるのかについて解説します。

1. 坐位での骨盤後傾と円背の関係

坐位で骨盤が後傾していると、上半身が前傾しやすくなり、円背（背中が丸くなる状態）を引き起こす原因となることがあります。特に、座りっぱなしの姿勢や、骨盤を後ろに傾けたまま座っていると、背中が丸まりやすくなり、筋肉のバランスが崩れる可能性が高くなります。

骨盤ニュートラルを維持することで、円背になりにくくなります。骨盤ニュートラルとは、骨盤が自然な位置にある状態で、腰椎のカーブが適切に維持されている状態です。この状態を意識して座ることで、背中が自然に伸び、円背を防ぐことができます。

ハムストリングス（太ももの後ろ側の筋肉）が短くなると、骨盤後傾しやすくなります。ハムストリングスが硬くなることで、骨盤が引っ張られて後ろに傾き、姿勢が崩れる原因になります。このような状態を防ぐためには、ハムストリングスの柔軟性を高めるストレッチやトレーニングが重要です。

大殿筋（お尻の筋肉）は、骨盤の前傾を支える重要な筋肉です。大殿筋が弱いと、骨盤が後傾しやすくなります。そのため、大殿筋を強化することで、骨盤後傾を改善することができます。スクワットやヒップスラストなどのエクササイズで大殿筋を鍛えると、姿勢改善に繋がります。

骨盤後傾や円背を予防するためには、骨盤ニュートラルな姿勢を意識することが大切です。また、ハムストリングスの柔軟性や大殿筋の強化が重要なポイントです。姿勢や筋肉のケアをしっかり行い、バランスの良い体作りを目指しましょう。