メイク中にマスカラが目に入ってしまい、不安になる人は少なくありません。特に眼球に黒い点のようなものが見えた場合、「取れないのでは?」と心配になります。本記事では、目にマスカラがついた際に起こりやすい状態や、適切な対処方法、受診のタイミングについてわかりやすく解説します。
目にマスカラがつくとどうなる?
マスカラは油分や顔料を含むため、眼球や粘膜に付着すると黒い点のように見えることがあります。特にコンタクトレンズを使っていない場合、眼球の表面に直接付着することも珍しくありません。目の痛みや赤みがなくても、異物が残っている感覚が起こることがあります。
多くの場合、マスカラは涙によって時間をかけて流れ落ちたり、瞬きによる自然な動きで取れることがありますが、完全に落ちきらない場合は黒い点として見えることもあります。
自分でできる安全な対処方法
目にマスカラがついてしまった場合、こすらずに目を洗浄することが基本です。市販の人工涙液(アイボンなどの洗浄液ではなく目薬タイプ)を使って優しく洗い流すと安全です。また、自然な涙で流れることもあるため、過度な刺激を与えないことが大切です。
絶対に避けたいのは、黒い点を無理に取り除こうと綿棒や指で触る行為です。角膜を傷つける可能性があり、逆に深刻なトラブルにつながります。
黒い点が残って見えるのはなぜ?
マスカラの成分が乾いて眼球表面に薄く付着している場合、黒い点として見えることがあります。多くは小さな粒で、涙で少しずつ取れていきますが、場所によってはまぶたの下側に入り込んで残って見えることもあります。
実例として、「涙袋に隠れる位置に黒い点があり、翌日のメイク中に気付いた」というケースもあります。これはマスカラが目の下側の粘膜に付着していて、見える角度によって発見が遅れたパターンと考えられます。
受診したほうが良いケース
以下のような症状がある場合は、眼科受診をおすすめします:
- 黒い点が数日経っても消えない
- 充血、痛み、しみる感覚が強い
- 視界に違和感がある
- ゴロゴロとした異物感が続く
眼科では専用の染色液とライトを用いて、角膜が傷ついているか、異物が残っているかを安全に確認できます。たとえ痛みがなくても、異物が付着したままの場合は早めに相談するほうが安心です。
よくあるトラブルと防止策
メイク中に目を突いてしまうのは決して珍しいことではありません。特に新しいマスカラや長めのブラシを使うと起こりやすい傾向があります。対策としては、鏡をしっかり固定し、顔を動かすのではなく腕を動かすこと、マスカラを根本からつけすぎないことが挙げられます。
また、にじみにくいウォータープルーフタイプは頑丈で落ちにくいので、目に入った際は特に慎重な対処が必要です。
まとめ
目にマスカラが付着して黒い点が見えることは珍しくなく、多くの場合は自然に取れます。しかし、完全に落ちない場合や不安な症状がある場合は眼科医に診てもらうことが最も安全です。無理に触って取ろうとせず、適切なケアを行うことでトラブルを防ぎましょう。


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