ネイルチップをグルー(接着剤)でつけた後、無理に剥がしてしまい爪が痛む経験をしたことはありませんか?爪の痛みや内出血は放置すると悪化することもあります。この記事では、ネイルチップを無理に剥がしてしまった後の正しい対処法と、爪を早く回復させるケア方法について詳しく解説します。
1. 爪が痛い原因を知ろう
ネイルグルーで固定したチップを無理に剥がすと、爪の表面が一緒に剥がれてダメージを受けます。爪の層が薄くなったり、爪床(そうしょう)と呼ばれる爪の下の皮膚が傷ついたりすると、触れるだけで強い痛みを感じることがあります。
また、爪の内部に血が滲んで「内出血」が起こっている場合もあり、その際は爪の色が黒っぽく変化します。無理に触ったり剥がしたりすると炎症が悪化するため注意が必要です。
2. 自宅でできる応急処置
痛みが強い場合は、まず患部を清潔に保ち、無理に刺激を与えないことが大切です。次の手順でケアしましょう。
- 冷やす: 痛みや腫れがある場合は、冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んで5〜10分程度冷やします。
- 消毒する: 爪や指先に小さな傷がある場合は、消毒液で軽く消毒します。
- 保護する: 爪が剥がれている部分を絆創膏やガーゼで覆い、外部刺激を防ぎましょう。
無理に爪を切ったり、グルーを取ろうとしたりするのはNGです。自然に剥がれるのを待ちましょう。
3. 病院を受診したほうがいいケース
爪の痛みが数日たっても続く場合や、指先が腫れて熱をもっている場合は、皮膚科または整形外科を受診しましょう。特に、爪の下に黒い線や斑点が出ている場合は、内出血だけでなく感染症の可能性もあります。
また、爪が途中から割れていたり、爪が浮いて剥離しているような場合は、専門的な処置が必要です。自宅でのケアでは対応しきれないこともあります。
4. 爪の回復を早めるケア方法
爪の回復を助けるためには、保湿と栄養補給が欠かせません。爪専用のオイル(ネイルオイル)を使い、1日2〜3回程度マッサージするように塗りましょう。特にビタミンEやホホバオイル配合のものがおすすめです。
また、タンパク質・亜鉛・ビタミンB群を含む食品を摂ると爪の再生をサポートします。卵、ナッツ類、魚、豆製品などをバランス良く取り入れましょう。
5. 今後ネイルチップを安全に外すためのコツ
ネイルチップを外すときは、無理に剥がさず、リムーバーを使ってグルーを溶かすのが鉄則です。市販の「ネイルグルーリムーバー」や「アセトン入り除光液」をコットンに染み込ませ、チップの上に5〜10分置いてからゆっくり外します。
また、頻繁にネイルチップをつけ外しする人は、グルーではなく「両面テープタイプ」のネイルチップを使用するのもおすすめです。爪への負担を大幅に減らすことができます。
6. まとめ:爪の痛みは放置せず正しくケアを
ネイルチップを無理に剥がして爪が痛い場合は、無理に触らず安静にすることが大切です。冷やす・消毒する・保湿するという基本的なケアを行い、痛みや腫れが続く場合は早めに病院を受診しましょう。今後はリムーバーを使うなど、爪に優しい方法でネイルチップを外すことを心がけることで、健康で美しい爪を保てます。
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