接骨院と整骨院の違いとは？ボキボキ施術のリスクと注意点

接骨院と整骨院の違いについて、混乱されている方も多いのではないでしょうか。特に「ボキボキ」と鳴らす施術に関しては、どちらで行われるのか、またその安全性について気になるところです。

接骨院と整骨院の違い

「接骨院」と「整骨院」は、どちらも柔道整復師が開業した施設であり、名称が異なるだけで施術内容に大きな違いはありません。法的には「接骨院」や「柔道整復院」が正式な名称とされていますが、行政の判断で「整骨院」として営業している場合もあります。

「ボキボキ」と鳴らす施術は、関節内で発生した気体が弾ける際に生じる音であり、通常は無害とされています。しかし、無理な力を加えることで関節や神経に負担をかける可能性があり、特に首や腰などの部位では注意が必要です。

変形性腰椎症をお持ちの方は、関節や骨に変形があるため、強い力を加える施術は避けるべきです。ボキボキと鳴らす施術は、関節に急激な力を加える可能性があり、症状を悪化させるリスクがあります。

整体院では、無資格者や民間資格者が施術を行うことが多く、保険適用外の施術が主となります。リラクゼーションや筋肉のほぐしを目的とした施術が中心であり、急性の外傷や骨折、脱臼などの治療は行いません。

接骨院と整骨院は、名称が異なるだけで施術内容に大きな違いはありません。しかし、ボキボキと鳴らす施術にはリスクが伴うため、特に変形性腰椎症などの既往歴がある方は、無理な力を加える施術は避けるべきです。施術を受ける際は、事前に院に電話で確認し、自分の体調や症状に合った施術を選ぶことが大切です。