カイロプラクティックの資格にはさまざまな種類があり、国や学校によって認定が異なるため、資格の有効性について疑問を持つことがあります。この記事では、RMIT大学や東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック（TCc）で取得できる資格について、アメリカのDoctor of Chiropractic（DC）との関係を解説します。
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックの資格について
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック（TCc）は、元々RMIT大学の日本校として設立され、その後、名称が変更されました。この学校で取得できるカイロプラクティック理学士（BSc）や、ドクター・オブ・カイロプラクティック（DC）号は、アメリカの同等の資格と比較されることがあります。
しかし、アメリカのカイロプラクティックの資格（DC）は、その認定を受けるためには特定のカリキュラムと試験を通過する必要があります。東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックで得られる資格がアメリカで通用するかどうかは、いくつかの要因に依存します。
日本のカイロプラクティック資格がアメリカで通用するか
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック（TCc）で学び、ドクター・オブ・カイロプラクティック（DC）号を取得しても、その資格がアメリカでそのまま認定されるわけではありません。アメリカでDC資格を得るためには、アメリカの認定機関であるカイロプラクティック教育認定委員会（CCE）などが定めるカリキュラムに従い、試験に合格する必要があります。
そのため、東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックを卒業した場合、アメリカのDC資格を直接的に取得できるわけではなく、追加の教育や試験が求められる場合があります。
学士号から博士号への変更について
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックで学士号を取得した場合、その学位を基に、アメリカの大学でさらにカリキュラムを受けて博士号（DC）に進むことは可能です。つまり、学士号を持っている人は、アメリカのカイロプラクティック大学院に進学し、必要なカリキュラムを終了することで、DC号を取得することができます。
したがって、学士から博士号への「書き換え」は簡単ではなく、追加の教育と試験が必要です。ただし、このプロセスを経ることで、アメリカのカイロプラクティック博士号を取得することが可能となります。
日本で学んだカイロプラクティックの知識とその後の進学
日本でカイロプラクティックを学び、一定の資格を得た後、海外の大学院に進学することも一般的に行われています。特に、アメリカやカナダなどのカイロプラクティック分野での進学が可能であり、これにより国際的に認められた資格を取得することができます。
日本のカイロプラクティックプログラムは、世界の標準に合わせて教育内容が設計されているため、進学後に必要なカリキュラムを修了すれば、国際的に通用する資格を取得することができるでしょう。
まとめ
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックのDC資格がそのままアメリカで通用するわけではなく、アメリカのカイロプラクティック教育認定機関の認定を受けた教育が必要です。また、学士号から博士号への進学は、追加の教育と試験が必要となります。日本で学んだ知識を基に海外の大学院で学び、国際的に認められた資格を取得することも可能です。
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