黒染めをした髪に、青などの寒色系カラーを入れるのは少し難易度が高め。特に1年前や3ヶ月前に黒染めをしている場合、髪に色素が残っており、理想の発色にするためにはブリーチの回数や施術内容に工夫が必要です。この記事では、黒染め後のカラー施術に必要なブリーチ回数や、費用の相場、寒色系カラーを成功させるためのポイントを解説します。
黒染め履歴がある髪に寒色系カラーを入れるのは難しい?
黒染めは、通常のヘアカラーよりも強い染料を使用するため、髪の内部にしっかり色素が残る傾向があります。そのため、1回のブリーチでは完全に黒染めの色素を抜くのが難しく、寒色系のカラー(青・ネイビー・ミントグリーンなど)は理想通りの発色にならないことが多いです。
特に青系のカラーは、ベースが明るくかつ黄みや赤みが少ない髪でないと、くすんで緑っぽくなったり、色が沈んでしまったりするリスクがあります。
ブリーチは何回必要?理想の青を出すための目安
寒色系のカラーを綺麗に入れるには、以下のようなブリーチ回数が目安になります。
ブリーチ回数 | ベースの明るさ | 青系カラーの発色 |
---|---|---|
1回 | オレンジ〜明るい茶 | くすみがち/グレー寄りの青 |
2回 | ベージュ〜ライトイエロー | 発色良好/原色に近い青も可能 |
3回以上 | ホワイト〜ペールイエロー | 鮮やかで透明感あるブルー |
黒染めが残っている場合は、まず1回目のブリーチで色素を抜いて、2回目でベースを明るく整えるのが一般的です。髪質や染料の残り具合によっては、色素除去剤(脱染剤)を併用するケースもあります。
ブリーチ2回でかかる費用の相場とは?
ブリーチ施術は美容室ごとに価格設定が異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。
- ブリーチ1回:¥7,000〜¥10,000
- ブリーチ2回セット:¥13,000〜¥18,000
- ブリーチ+カラー:¥16,000〜¥25,000
使用する薬剤の品質、トリートメント付きプラン、カラー剤の種類(ケアブリーチ・ダブルカラー)によっても料金は変動します。2万円前後になるのはごく一般的な価格帯といえるでしょう。
学生割引や初回限定価格を提供しているサロンもあるので、事前に問い合わせてみるのがおすすめです。
寒色系カラーを成功させるためのポイント
寒色系カラーで失敗しないためには、以下の点に注意しましょう。
- しっかりカウンセリングを受ける:黒染め履歴がある場合、サロンでのヒアリングと髪の状態確認が重要です。
- ケアブリーチの活用:髪へのダメージを抑えるため、ファイバープレックスなどのケアブリーチを使用するのが◎。
- ホームケアもセットで考える:寒色系は色落ちしやすいため、カラーシャンプー(紫・青など)やトリートメントでの色持ち対策も重要です。
また、黒染めの残り具合によっては、1回の施術で理想の青が出ないこともあるので、複数回に分けての計画的なカラーリングを提案される場合もあります。
まとめ|黒染め履歴があるなら寒色系カラーは慎重に
青などの寒色系カラーは、黒染め後の髪にはブリーチ1回では不十分なケースが多く、2回以上のブリーチが必要になることがあります。ブリーチ2回とカラーを合わせると、2万円前後の費用は一般的な相場といえます。
黒染めの履歴を正直に伝え、丁寧なカウンセリングを受けることで、より理想に近い寒色系カラーを叶えることができます。髪の状態に合わせたプランを美容師と一緒に立てて、安心して施術を受けましょう。
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