最近ではTikTokやInstagramなどで、160cmで40kg前後の女の子をよく見かけるようになりました。「細くて可愛いな」「自分も痩せなきゃ」と思ってしまうこともありますよね。けれど、その体型は本当に健康的なのか、そして自分も目指すべきものなのか…。今回は、現代の“細さ”の基準と、健康的な体重やダイエットのあり方について、やさしく分かりやすく解説していきます。
160cmで40kgは痩せすぎ?美容体重・モデル体重の目安
まずは、体重の目安を知るために使われる「BMI(体格指数)」を見てみましょう。
BMIの範囲 | 分類 |
---|---|
18.5未満 | 低体重(痩せすぎ) |
18.5〜24.9 | 普通体重(健康的) |
25以上 | 肥満 |
たとえば、160cm・40kgの場合、BMIは約15.6であり、これは「低体重」=医学的には痩せすぎに分類されます。美しく見えるかもしれませんが、健康面ではリスクも伴います。
一方で、165cm・50kgのBMIは約18.4で、ちょうどギリギリ「普通体重」と「低体重」の境界です。つまり、すでに十分スリムな体型なんです。
SNSで見る細い子たちが“普通”じゃない理由
SNSに映る人たちは、もともと骨格が華奢だったり、加工アプリで補正されていたりすることが多く、現実とかけ離れている場合もあります。
また、ダンスやモデル活動をしている人は体型維持のために厳しい食事制限や運動習慣を取り入れていることもあります。つまり、普通の高校生や大学生が同じように真似すると、逆に不健康になってしまうリスクがあるんです。
「憧れの体型」ではあっても、それが「正しい体型」とは限らないことを覚えておきましょう。
健康的に痩せるとは?目指すべきは“数字よりバランス”
ダイエットを考えるとき、体重だけでなく「見た目・体調・生活習慣」のバランスを見ることがとても大切です。
健康的な痩せ方を目指すなら、以下のようなポイントが基本です。
- 食事を抜かない(特に朝ごはん)
- 無理なカロリー制限より、栄養バランス重視
- 縄跳び・ウォーキングなど有酸素運動+筋トレ
- 睡眠・ストレスケアをしっかり行う
たとえば、「毎日縄跳び30分を継続する」だけでも、体脂肪は少しずつ落ちていき、代謝もアップします。大切なのは“短期で急激に痩せる”よりも“緩やかに体を整える”ことです。
見た目を引き締めるには“筋肉”が味方!
「細い=綺麗」ではなく、最近では引き締まって健康的な体が美しいとされる傾向にあります。
縄跳びは脂肪燃焼に効果的な運動ですが、あわせて「スクワット」「プランク」「ヒップリフト」などの筋トレを取り入れると、よりバランスの良いボディラインに近づけます。
筋肉がつくと、太りにくく・疲れにくく・姿勢もきれいになります。つまり、“体重”だけにとらわれず、“体の質”にも目を向けていくのがポイントです。
あなたの体型は、すでに素敵かもしれない
165cm・50kgという数字は、すでにスリムで健康的な体型に分類されます。もしもそれでも「太ってるのかな」と感じてしまうなら、それは“数字”より“周囲のイメージ”に引っ張られている可能性があります。
まずは鏡で自分の体をよく観察して、「どこを引き締めたいのか」「どこはすでに気に入っているのか」を見つめてみましょう。
比べるのは他人じゃなく、昨日の自分。その視点で見れば、今日の努力もちゃんと価値あることに変わります。
まとめ:細さより“自分らしい美しさ”を大切に
SNSで見るような極端な細さは、憧れの対象になるかもしれませんが、それが「標準」ではないということを忘れないでください。
165cm・50kgの体型はすでに健康的で美しい範囲にあり、ダイエットをするなら「見た目を整える」「体調を整える」という視点からアプローチするのがおすすめです。
無理せず、ゆるく、でも確実に。あなたにとってのベストな体と心のバランスを見つけていきましょう。
コメント