ヘアカラーをした後のシャンプー選びは、髪の色持ちに大きく影響を与えます。多くの人が「カラーキープ専用シャンプーを使うべき?」と考えますが、アミノ酸系シャンプーでも色落ちを防ぐことは可能なのでしょうか?
カラー後の色落ちの主な原因
ヘアカラーは、髪の内部に染料を定着させることで発色します。しかし、以下の要因によって色落ちが起こります。
- 洗浄力の強いシャンプー:硫酸系(ラウレス硫酸Naなど)の界面活性剤は、カラー剤を流出させやすい
- お湯の温度:高温のシャワーはキューティクルを開き、染料が抜けやすくなる
- 紫外線:紫外線が髪にダメージを与え、色素の分解を早める
- 摩擦:タオルドライやブラッシングの際の摩擦がキューティクルを傷つける
アミノ酸系シャンプーは色落ち防止に有効?
アミノ酸系シャンプーは、低刺激で洗浄力がマイルドなため、ヘアカラー後の髪に優しいとされています。しかし、すべてのアミノ酸系シャンプーがカラーキープに適しているわけではありません。
✔ アミノ酸系シャンプーのメリット
- 髪や頭皮に優しく、必要な油分を落としすぎない
- キューティクルを保護し、カラー剤の流出を防ぐ
- ダメージヘアにも適しており、指通りが良くなる
✔ ただし注意点も
・シリコン入りのアミノ酸シャンプーは、重さが出るためカラーの持ちを悪くする可能性がある
・アミノ酸系でも洗浄力が高いタイプ(コカミドプロピルベタイン配合)は、頻繁な使用で色落ちしやすくなる
最適なシャンプーの選び方
ヘアカラーを長持ちさせたい場合、以下の条件を満たしたシャンプーを選ぶと良いでしょう。
✔ おすすめの成分
- ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系で低刺激)
- ココイルグルタミン酸Na(保湿性が高く、髪を守る)
- 加水分解シルク・ケラチン(髪の補修成分)
✔ 避けるべき成分
- ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na(洗浄力が強すぎる)
- エタノール(揮発しやすく、髪を乾燥させる)
- 強力な界面活性剤(必要以上にカラー剤を流出させる)
カラー後におすすめのケア方法
シャンプーだけでなく、普段のケアを見直すことで、さらに色持ちを良くすることが可能です。
✔ シャワーの温度を下げる
38℃以下のぬるま湯で洗うことで、キューティクルの開きを抑え、色素が流れにくくなります。
✔ 洗髪後はすぐにドライ
髪が濡れている状態が続くと、キューティクルが開いたままになり、カラーの定着が悪くなります。タオルドライ後はすぐにドライヤーを使いましょう。
✔ カラーキープ専用トリートメントを併用
シャンプーだけでなく、カラー用のトリートメントを取り入れることで、色持ちをさらにアップさせることができます。
まとめ
・アミノ酸系シャンプーは色落ち防止に有効だが、選び方が重要
・低刺激で保湿力の高いアミノ酸シャンプーを選ぶと良い
・洗髪時の温度や乾かし方にも気をつけるとカラーの持ちがUP
カラー後のシャンプー選びを適切に行い、長く理想の髪色を楽しみましょう!
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