近年、有人ジムの利用者層が高齢化していると感じる人が増えています。特に仕事終わりの夜の時間帯に訪れると、定年前後の男性やスタジオに集まる中高年女性が多く、若年層が少ないと感じることもあります。本記事では、有人ジムの高齢化の背景や、30~40代がどこでトレーニングしているのかを解説します。
有人ジムの高齢化が進む理由
ジムの利用者層が高齢化している理由には、以下のような要因があります。
- 定年後の健康維持のニーズ増加 – 高齢者の健康意識が高まり、運動習慣を取り入れる人が増えています。特にジムは膝や腰に優しいマシントレーニングが可能なため、高齢者にとって魅力的な環境です。
- 時間の融通が利く高齢者層 – 仕事を引退した高齢者は、平日の日中や夕方にジムに通いやすく、自然と彼らの利用が増えます。
- スタジオプログラムの固定層 – スタジオプログラムには長年通っている常連層が定着しており、新規の若年層が入りづらい雰囲気になっていることがあります。
- 若年層のフィットネス環境の変化 – 近年は無人ジムや24時間ジム、自宅トレーニングが普及し、30~40代のジム利用者が分散している可能性があります。
30~40代はどこでトレーニングしているのか?
有人ジムの利用者が高齢化する一方で、30~40代はどこでトレーニングしているのでしょうか?
1. 24時間ジム(エニタイムフィットネス、ジョイフィットなど)
24時間営業のジムは、仕事帰りや早朝にトレーニングをしたい30~40代に人気です。
- スタッフが常駐していない時間帯もあり、静かにトレーニングできる。
- 利用者の年齢層が幅広く、比較的若年層が多い。
- 自由にトレーニングできるため、サークル化している雰囲気が少ない。
2. 無人ジム・セルフジム(chocoZAPなど)
近年急増している無人ジムも、30~40代に人気の選択肢です。
- 月額料金が安く、気軽に利用できる。
- 人間関係の煩わしさがなく、淡々と運動できる。
- 一部のジムではセルフトレーニングスペースや簡単なマシンを設置。
3. 市営のスポーツセンター
市営のスポーツセンターは、比較的幅広い年齢層が利用しています。
- 利用料金が安く、定期的に通いやすい。
- フリーウェイトエリアやマシンが充実している施設もある。
- 会員制ではないため、定期的に異なる人が訪れる。
4. 自宅トレーニング・オンラインフィットネス
コロナ禍をきっかけに、自宅でのトレーニングやオンラインフィットネスを活用する人も増えています。
- YouTubeやフィットネスアプリを使って自宅で運動。
- オンラインパーソナルトレーニングを受ける。
- ダンベルやバランスボールを活用し、自宅でも筋トレが可能。
自分に合ったトレーニング環境を選ぶには?
自分に合ったジムを選ぶには、以下のポイントを考慮しましょう。
1. 目的に合った設備があるか
筋トレが目的ならフリーウェイトエリアが充実しているジム、有酸素運動が目的ならトレッドミルやバイクが豊富なジムを選ぶと良いでしょう。
2. 利用者層を確認する
事前にジムを見学し、どの年齢層が多いかをチェック。24時間ジムや無人ジムは比較的若い利用者が多い傾向があります。
3. 立地や料金を考慮する
通いやすさも重要なポイント。自宅や職場から近いジムを選ぶと、継続しやすくなります。
まとめ
有人ジムの利用者層が高齢化しているのは、健康維持のためにジムに通う高齢者が増えたこと、若年層が24時間ジムや無人ジム、自宅トレーニングへ移行していることが主な要因と考えられます。
30~40代の方で静かにトレーニングしたい場合は、24時間ジム、無人ジム、市営スポーツセンター、自宅トレーニングなど、目的に合った環境を選ぶのがおすすめです。
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