生理前の食欲に負けて、つい食べすぎてしまった…そんな経験はありませんか?ダイエット中の方にとって、一日で大量にカロリーを摂取してしまうと「せっかく頑張ったのに」と後悔してしまうことも。ですが、1日で摂取したカロリーがすぐに脂肪になるわけではありません。本記事では、生理前の食欲のメカニズムや、食べすぎた翌日にできるリセット方法を解説します。
生理前に食欲が増す理由
生理前になると食欲が増すのは、ホルモンバランスの変化が関係しています。
1. 黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響
生理前は、プロゲステロンというホルモンの分泌が増加します。これにより、体がエネルギーを蓄えようとし、食欲が増すのです。
2. セロトニンの減少
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、食欲や気分を安定させる働きがあります。生理前にはこのセロトニンが減少するため、甘いものや炭水化物が欲しくなります。
3. 代謝の変化
生理前は体温が高くなり、基礎代謝も上がるため、エネルギー消費が増加します。しかし、その一方で体が水分を溜め込みやすくなるため、むくみやすく、体重が増えたように感じることもあります。
5000kcal摂取したら1日で太るのか?
5000kcalを摂取したからといって、すぐに脂肪として蓄積されるわけではありません。
1. 1kgの脂肪を増やすには7200kcal必要
脂肪1kgを増やすには、約7200kcalの過剰摂取が必要です。1日で5000kcal摂取しても、普段の消費カロリー(基礎代謝+活動代謝)を引いた分しか脂肪にはなりません。
2. 体重増加の原因は「水分」と「食べたものの重さ」
食べすぎた翌日に体重が増えているのは、脂肪ではなく水分や食べたものの重さがほとんどです。塩分の多い食事を摂ると、水分を溜め込みやすくなり、体重が増えたように感じることがあります。
3. すぐに調整すればリセット可能
翌日以降に調整すれば、食べすぎた分をしっかりリセットできます。数日間でバランスを取ることが重要です。
食べすぎた翌日にやるべきリセット方法
食べすぎた後は、無理な絶食ではなく、体に優しい調整を行いましょう。
1. 水分をしっかり摂る
塩分の多い食事を摂った場合、体が水分を溜め込んでむくみが出ることがあります。1日1.5L以上の水を飲み、デトックスを促しましょう。
2. 軽い運動をする
食べすぎた翌日は、軽いウォーキングやストレッチをすることで、血流を促し、代謝を上げることができます。
3. 消化の良い食事を心がける
食べすぎた翌日は、消化の良い食材(野菜・スープ・発酵食品)を意識すると、胃腸に負担をかけずに調整できます。
4. いつも通りの食生活に戻す
極端な断食や無理なダイエットは逆効果。通常のバランスの取れた食事を意識することで、自然に体重は戻ります。
生理前の食欲をコントロールする方法
次回の生理前に備えて、食欲を上手にコントロールする方法を知っておきましょう。
1. 食べる量を分散する
一度にたくさん食べるのではなく、1日5〜6回の小分けの食事にすることで、血糖値の急上昇を防ぎ、過食を抑えやすくなります。
2. 低GI食品を取り入れる
白米やパンなどの高GI食品を控え、玄米・さつまいも・ナッツなどの低GI食品を意識すると、満腹感が持続しやすくなります。
3. セロトニンを増やす食材を摂る
バナナ・豆類・ヨーグルトなど、セロトニンを増やす食材を積極的に取り入れると、食欲のコントロールがしやすくなります。
まとめ
生理前の食欲による食べすぎは、ホルモンバランスの影響が大きく、1日で脂肪がつくわけではありません。5000kcal摂取しても、適切にリセットすれば問題なし!
翌日は水分補給・軽い運動・バランスの良い食事で調整し、無理なダイエットはせずにいつも通りの生活に戻しましょう。
生理前の食欲をコントロールする方法も実践しながら、健康的なダイエットを続けていきましょう!
コメント