運動のカロリー消費量は、体重・運動強度・時間などによって変わります。特にタバタメソッドのような高強度インターバルトレーニング(HIIT)では、運動後のカロリー消費(アフターバーン効果)も影響を与えます。
今回は、「体重54kg・年齢68歳・男性が5kgのダンベルを持ってスクワット(タバタメソッド)」を行った場合の消費カロリーについて詳しく見ていきます。
タバタメソッドとは?
タバタメソッド(Tabata Protocol)は、20秒間の高強度運動+10秒の休憩を8セット(合計4分間)繰り返すトレーニング方法です。この方法は、短時間で効率的にカロリーを消費し、心肺機能の向上や筋力強化が期待できます。
消費カロリーの計算方法
1. METs(メッツ)を利用した計算
消費カロリーは、一般的に以下の式で計算されます。
消費カロリー(kcal)= METs × 体重(kg)× 時間(h) × 1.05
スクワットのMETs値は、通常のスクワットで5.0~6.0 METs、高強度のスクワットは8.0 METs以上になります。タバタ式スクワットは高強度なので、8.0~10.0 METsと仮定します。
2. 実際の計算
体重54kgの人が、タバタ式スクワットを4分(=0.067時間)行った場合の消費カロリーを計算してみましょう。
- METs 8.0の場合 → 8.0 × 54 × 0.067 × 1.05 ≈ 30.3 kcal
- METs 10.0の場合 → 10.0 × 54 × 0.067 × 1.05 ≈ 37.9 kcal
つまり、1回のタバタ式スクワット(4分間)で30~38 kcal程度消費する計算になります。
なぜAIの計算結果が違うのか?
GeminiとCopilotの計算結果が大きく異なっていた理由はいくつか考えられます。
- カロリー計算の基準が異なる(METsの設定、時間の考え方)
- アフターバーン効果(EPOC)を考慮しているかどうか
- ダンベルの影響をどう扱うか
Geminiの「100~250kcal」は、運動後のアフターバーン効果を加味した可能性があります。一方、Copilotの「50kcal」は、運動中のみの消費カロリーを考慮した結果かもしれません。
結論:実際の消費カロリーは?
今回の条件では、タバタ式スクワット4分間で30~40 kcalが妥当と考えられます。ただし、アフターバーン効果を含めると、実際の消費カロリーは50~100 kcal程度に増える可能性があります。
消費カロリーを増やすコツ
- スクワットの回数を増やす(例:10分間行うと倍の消費カロリーに)
- ダンベルの重量を増やす
- 運動後に軽い有酸素運動を取り入れる
まとめ
タバタ式スクワットの消費カロリーは、実際のデータから見ると30~40 kcal(4分間)が現実的な数字です。ただし、アフターバーン効果を加味すると、最終的には50~100 kcal程度になる可能性があります。
正確な消費カロリーを知りたい場合は、スマートウォッチやフィットネストラッカーを活用するのもおすすめです。
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