脂肪注入と裏ハムラ術後の腫れが引かない原因と対処法

脂肪注入や裏ハムラ手術後に腫れが引かない、または腫れが悪化することは稀にあります。このような場合、どうして腫れが引かないのか、または引き始めるにはどれくらいの時間がかかるのか、対処法と共に解説します。

裏ハムラ術後の腫れが引かない理由

裏ハムラ（目の下ゴルゴ部分）や脂肪注入は、非常に繊細で時間のかかる回復を要する施術です。腫れが長引く理由は、主に以下のようなものがあります。

まず、脂肪注入は生理食塩水などを使用して脂肪を注入するため、その部位に一時的に液体がたまり腫れを引き起こします。また、手術に伴う組織の傷つきや炎症が引き金となり、腫れが長引くこともあります。さらに、顔の部位が動きやすい場所であるため、腫れが下に降りてきやすいのです。

腫れが長引くことに不安を感じることは理解できますが、ほとんどのケースでは術後1週間から10日以内に腫れが引き始めます。ただし、症例によっては最大で数週間かかることもあります。特に顔の脂肪注入や裏ハムラ手術では、腫れが数週間続くことが一般的です。

また、術後の腫れが引く速度やパターンは個人差があり、体質や施術内容、手術後のケアに大きく影響されます。腫れが続くことを心配するあまり、無理な圧迫をかけたり強く冷やしたりしないよう注意が必要です。

腫れが悪化していると感じた場合、その原因として考えられるのは、施術後の血流やリンパの流れがうまく促進されていないことです。顔の特に目元や頬、額などは血行が悪くなりやすく、腫れが引くまでに時間がかかることがあります。

また、施術後に顔を冷やし過ぎてしまったり、圧迫をかけすぎたりすることで、逆に腫れを助長してしまうことがあります。適切な冷却やマッサージ、または指示通りのポジションで寝ることが重要です。

術後のケアが腫れの引き具合に大きな影響を与えます。仰向けで寝る、過度に温かいものを避ける、そしてぬるま湯でシャワーを浴びるなど、術後の生活で細かい点に注意することが重要です。

また、過度に外出を避けることも大切です。紫外線や汚れなどの外的要因が腫れを悪化させる可能性があるため、術後は極力室内で過ごし、肌の保護を心掛けるようにしましょう。

万が一、腫れが1週間以上経っても引かない、もしくは腫れが悪化している場合は、早めに施術を受けたクリニックに相談しましょう。医師のアドバイスを受けることで、適切な処置や治療法を見つけることができます。

また、長期間腫れが続いている場合や痛みを伴う場合は、他の原因がある可能性も考えられるため、他の専門医に診てもらうことを検討しても良いでしょう。

裏ハムラや脂肪注入の術後に腫れが長引くことは、個人差があるものの一般的な現象です。腫れが引かないことに不安を感じるかもしれませんが、ほとんどの場合、適切なケアを行うことで時間と共に改善されます。

腫れがひどくなっていると感じる場合でも、焦らずに施術後のケアをしっかり行い、万が一不安なことがあれば医師に相談することが最も重要です。