ダイエット中の摂取カロリーは基礎代謝を超えると太る？正しいカロリー管理法

ダイエット中、基礎代謝に対して摂取カロリーがどれくらいが適切かを知ることは非常に大切です。例えば、基礎代謝が1,317kcalで、毎日1,800kcalを摂取している場合、果たしてこれは太る原因になるのでしょうか？本記事では、ダイエット中のカロリー摂取と体重の関係を解説します。

基礎代謝とは？

基礎代謝とは、何もしていない状態でも消費されるエネルギー量のことです。体が生きていくために必要な最低限のカロリーであり、呼吸や体温維持、内臓の働きなどに使われます。基礎代謝は年齢や性別、体重によって異なり、年齢を重ねると基礎代謝は徐々に低下していきます。

基礎代謝を把握することで、1日にどれくらいのエネルギーが消費されるかが分かり、ダイエットにおいては非常に重要な指標となります。

摂取カロリーが基礎代謝を上回ると、余剰カロリーが脂肪として蓄積されるため、体重が増加する可能性があります。しかし、基礎代謝だけでなく、日常的な活動や運動によって消費するカロリーも含めて考える必要があります。

例えば、基礎代謝が1,317kcalであっても、普段の生活や運動で1,000kcal以上消費することもあります。そうなると、実際に消費されるカロリーは基礎代謝だけではなく、合計消費カロリーとして計算する必要があります。

ダイエット中のカロリー摂取量は、摂取カロリーが消費カロリーを下回ることが基本です。つまり、1日の合計消費カロリーが基礎代謝を超える場合に、体重が減少します。摂取カロリーが基礎代謝を上回っている場合でも、運動などで消費カロリーが増えると、体重が減少することもあります。

ダイエット中の摂取カロリーの目安としては、基礎代謝よりも少し低めに設定し、運動や活動量を考慮に入れた合計消費カロリーとのバランスを取ることが重要です。

例えば、基礎代謝が1,317kcalで、運動による消費カロリーが300kcalだとすると、合計消費カロリーは1,617kcalとなります。この場合、摂取カロリーが1,800kcalであれば、余剰カロリーが生じ、理論上は体重が増加する可能性があります。

一方、摂取カロリーを1,500kcalに抑えた場合、合計消費カロリーとの差である-117kcalが脂肪として消費され、体重が減少することが期待できます。

基礎代謝が1,317kcalの人が、1,800kcalを摂取している場合、それが太る原因になるかどうかは、実際に運動などによって消費するカロリーにも依存します。大切なのは、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように調整することです。

ダイエット中のカロリー管理では、基礎代謝に加え、活動量や運動を加味した合計消費カロリーを把握し、適切な摂取カロリーを設定することがポイントとなります。